胃カメラ（経鼻胃内視鏡）
胃カメラ（経鼻胃内視鏡）について
通常、上部内視鏡検査は口より挿入する「経口挿入」という方法によりおこなわれていますが、極細のカメラが開発されて以来「経鼻挿入」が可能となりました。
内視鏡の挿入部が喉を直接刺激することが少ないため「咽頭反射｣と呼ばれる吐き気に似た反応が出にくく、検査時の負担が軽くなる場合があります。
経鼻胃内視鏡検査の特徴
① 苦痛が少ない
内視鏡は、鼻にスムーズに挿入できる、約5mmの細さです。鉛筆と比べるとどれだけ細いかお分かりいただけることでしょう。検査中の苦痛が少ないため、強い麻酔の必要もありません。
② 吐き気が起きにくい
内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、不快感や吐き気をほとんど感じずに検査を受けることができます。
③ 会話ができる
「痛くありませんか？」 「はい、大丈夫です。」というような会話ができます。気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。
検査・手術の流れ
• 夕食は軽めに摂り、夜9時以降は水、お茶以外の飲食は避けましょう。
• 早めの就寝を心がけましょう。
• 飲食(水、お茶を除く)、コーヒー、ジュース、喫煙、薬の摂取は避けてください。
• 胃の中をきれいにするため、白い液体の薬を飲みます。
• 検査室に移動後、鼻の中に麻酔をします。
• 医師がモニターに映るおなかの中をすみずみまで観察します。
検査時間は5～10分程度です。
• 検査が終わったら身支度を整え、少し休んでください。
気分や体調がすぐれないときは、すぐに医師に伝えましょう。
■ご注意ください
• 鼻腔や患者様の容態によっては、鼻からの挿入が難しい場合もあります。
• 経鼻内視鏡は非常に細いため、処置には適さない場合もあります。
※詳しくは、診察時に医師にご相談ください。